後遺症を残さない「むちうち」の治療法

むちうちの治療は負傷してから3日間の治療で、予後が決まります。

交通事故はもちろん、サッカーのヘディングや、柔道で受身が上手くいかず頭部を強打して、頚部に違和感がある場合や、自覚症状がない場合でもすぐに、接骨院に来院されることをお勧めします。

むちうちで後遺症を残さないためには、負傷直後に安静や固定をすることが最も重要です。

この記事では、痛みが治まったあとの治療法や、むちうちの症状のパターンも解説していきます。

1.すぐに病院に行く! 

むちうちの治療において、圧倒的に重要なのが事故直後の対応です。交通事故やスポーツでの衝突などで首に衝撃があった場合、痛みの自覚症状がなくても、医療機関に行き、しばらく安静にするのが鉄則。ここを怠ると、一生治らない後遺症が残る可能性があります。 

2.そのとき痛くなくても病院に行くべき理由 

痛みが出るまでタイムラグがあります

むちうちは事故直後に痛みがなく、1~3日後に症状が現れやすいです。
痛みが出ることを待たず、なるべく早く検査を受けましょう。 

事故直後は興奮状態でショック症状もでると痛みに気づきにくい事があります。

重症であれば痛みがすぐ出ますが、交通事故やスポーツの事故直後の興奮状態で、痛みを感じていない可能性があります。

3.むちうち以外の症状の可能性

衝撃で脳出血している可能性もあります。頭部や首になんらかのダメージがあった場合、すぐに検査をするべきです。 

【接骨院でのむちうちの治療】

首付近の筋肉をほぐし、血流を良くするため、電気を流したり、マッサージを致します。
後遺症が残らない様にアドバイス致します。

【鍼灸でのむちうち治療】

首や肩のこりがある場合、鍼灸が効果を発揮します。
鍼灸が保険適用になる6つの疾病のうちのひとつがむちうちになります。

.交通事故の被害度は関係ない

むちうちで一番多い原因は交通事故による首への衝撃ですが、事故の被害度合いはむちうちと関係ありません。
軽い事故でも首への衝撃があればむちうちになるため、どんな事故でも念のため病院に行くようにしましょう。

ただし、むちうちは筋肉や靱帯の損傷が主なので、レントゲンでは異常が見つかりにくいです。
よって首に衝撃がある事故直後は、病院で問題なしと診断されても、念のため安静にして様子を見ましょう。

心理的な原因 

事故や外傷によるストレスを回避するために脳の機能が低下し、約5㎏ある頭の重さに耐えきれなくなって血流が低下してしまうことがあります。
こうなると、首や肩の痛みやこりが発生します。 

むちうちはの後遺症で苦しんでいる方が多いのは、事故発生直後には、違和感を覚えるだけだったり、痛みがそれほどでもないと感じたりすることが珍しくないからです。事故直後に痛みを感じなくても、念のため受診しましょう。